AHI国際研修の研修生が広島を訪問!! [プロジェクト]
AHI(アジア保健研修所)が毎年実施する「地域保健開発従事者国際研修コース」に
9月初めから約5週間にわたって参加していた12名の研修生とAHIスタッフの方たちが
9月20~22日まで広島を訪問されました。
参加している研修生は、フィリピン・タイ・インド・インドネシア・モンゴル・カンボジア
スリランカ・パキスタンで、それぞれ弱い立場にある人たちのための保健活動や
地域開発活動,また人材育成などに取り組んでいるメンバーです
20日は広島平和記念資料館を見学した後、
アステールプラザの研修室で岡田恵美子さんの被爆体験講話をうかがいました。
質疑応答の時間では、研修生のみなさん、母国で抱えている問題と重ねあわせながら、
岡田さんに質問や感想を伝えていました。岡田さんも1つ1つの問いかけに丁寧に
答えてくださり、良い時間をもつことができました。そして気が付けば3時間半が経過
「子どもたちは私たちの宝」「人間として家族があるだけ幸せです」という
岡田さんの言葉が個人的にとても印象に残っています。家族が健康でともに
暮らせることを当たり前のように思ってはいけないなぁと考えさせられました。
夕方は畝崎さんの通訳で平和公園内の碑めぐりツアーを実施。
翌21日は、広島市立基町小学校で生徒さんとの交流の時間をもちました。
子どもたちによる基町ソーラン・龍おどりの発表や基町小学校の平和学習と
国際理解学習の紹介や給食交流などもあり、皆さん楽しそうに過ごしていました。
平和教育は人権教育がベースと考えて、基町小学校では多文化共生という
日常の中で平和教育を実践し、クラスの中で互いに学び合い認め合うことで、
子どもたちの自尊感情を育んでいっています。次世代の担い手をつくるという
教育の実践に研修生たちも高い関心を寄せていたようです
その後、ANT-Hiroshimaの事務所へ移動。
休憩をはさんで、渡部代表がANTの活動紹介をおこないました。
サダコの絵本を母国の言葉に訳して広めたいと話してくれる研修生も多く、
今後もいろいろな形でつながっていければと思っています。
最終日は、広島市立大の湯浅先生によるレクチャーと平和活動に取り組む
学生さんたちのワークショップをおこなったのち、最後の"ふりかえり"で、
樹木医の堀口さんから被爆樹木であるアオギリの2世を贈呈していただきました。
この最後の"ふりかえり"では、「広島での体験を家族・職場・現場などで伝える」
「次世代の若いリーダーを育てる」「平和構築活動のために先生・親・地域と連携する」
などいろいろな意見がでました。
3日間という短い期間でしたが、広島で見たこと・聞いたこと・感じたことが
彼らの今後の活動のお役にたてば嬉しいなと思います。
皆さん、本当にお疲れさまでした!!
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