絵本「おりづるの旅」がカンボジアとベトナムに!! [プロジェクト]
先月、ANT会員の山田悠加さんが、スタディーツアーで訪れたカンボジアと
ベトナムで絵本「おりづるの旅」を届けてくださいました
①地雷撤去に従事されている高山良二さんがいらっしゃるカンボジアの
タサエン村を訪問し(http://www.imccd.org/pg218.html)、
地域の子どもたちを対象に開かれている日本語教室に、「おりづるの旅」
クメール語版と日本語版、「サダコの祈り」日本語版を寄贈。
②昨年AHI研修生として広島に来られたSak Mommさんとカンボジアで再会し、
クメール語版を寄贈。とても喜んでくださいました。
③ベトナムにあるDong Du Japanese Language School Binh My校で
「おりづるの旅」と「サダコの祈り」をお渡ししました
Dong Du Japanese Language Schoolでは、寮生活をしながらみっちりと
日本語を勉強し、1年後には会話ができるようなレベルまで上達し、読み書きも
とても得意になるそう。2年目には日本へ留学するシステムで、広島YMCAにも
数名の学生さんが入学してるそうですよ!!
とても充実したスタディーツアーだったことが、写真の悠加さんの笑顔から
伝わってきますね!! 悠加さん、ありがとうございました
サダコプライマリースクール&職業訓練センター [プロジェクト]
パキスタン・カシミールにあるサダコ財団のファルークさんから
メッセージと写真が届きました
「サダコプライマリースクール&サダコ職業訓練センターはとても順調です。
2012年には176人の生徒が、編み物や裁縫,カシミールの工芸技術,
配管や電気技術に関する職業能力訓練に取り組み、6ヶ月間で習得しました。」
お店に出すための商品を職業訓練センターの皆でつくっているところ
〈 お店にて。ファルークさん(左)とスタッフ 〉
皆でつくった商品です
「ISPという国の職業能力開発プログラムの支援によって、このプロジェクトを
最後まで実施することができました。
サダコ財団は良いNGOとして地元に根ざしており、将来的に別の地区に
同様の学校と職業訓練校をつくりたいと考えています」
今後もANT-Hiroshimaは彼らを応援していきたいと思っています!!
平和の種~グリーン・レガシー・ヒロシマに届いたビデオレター~ [プロジェクト]
グリーン・レガシー・ヒロシマに届いたビデオレターのご紹介です。
被爆樹木の苗や種を届けたロシア・イルクーツク州立大学植物園とアルゼンチン・
ブエノスアイレスの日亜学院から、その後の様子が送られてきました
2つの報告ビデオをまとめたものです。
これらの"緑の遺産"を通じて、今後も広島から平和のメッセージが世界中に
広がっていくことを願っています。貴重なご報告ありがとうございました!!
「おりづるの旅」がカンボジアとバングラデシュで活用されました♪ [プロジェクト]
青年海外協力隊員として活動している田中さんと
河北さんから嬉しいご報告をいただきました
田中さんはカンボジアの赴任先の学校で、2日間にわたり平和学習を
実施されたそうです。絵本「おりづるの旅」(クメール語版)の読み聞かせや
折り鶴をつくることなどを通して、生徒さんと一緒に平和について考えました☆
生徒さんたちは、感情を共有しながら、真剣に話を聞いてくれていたそうです
河北さんは何人かの協力隊員さんと一緒に、8月15日の終戦記念日に
バングラデシュのジョソール県で原爆展を開催しました。
プログラムの1つとして、「おりづるの旅」(ベンガル語)の朗読を実施し、折り鶴も
つくりました。小学校教員養成校の訓練生の方たちを対象とされていたようで、
彼らが平和の大切さを子ども達に伝える担い手となってくれるのが楽しみですね!!
田中さんと河北さん、丁寧なご報告ありがとうございました
フィリピン・ザンボアンガ市の高校に「ピース・クレイン・センター」ができました!! [プロジェクト]
「ピース・クレイン・センター」プロジェクトは、2011年に広島でJICAが実施した
研修「フィリピン戦後復興と平和構築」に参加したフィリピン・ミンダナオの
若者たちが考案したものです。
彼らとANTの渡部代表ら研修の手伝いをした日本のメンバーたちは、
通称"スミマセン・ファミリー"と呼ばれています
「Interreligious Solidarity Movement for Peace」のエグゼクティブ・
コーディネーター,アルドリンさんが「ピース・クレイン・センター」のたちあげを提案し、
日本の"スミマセン・ファミリー"メンバーも協力しました。
フィリピン・ミンダナオのザンボアンガ市のテトゥアンにある学校教育省の協力もえて、
ピース・クレイン・センターはザンボアンガ市の高校で今年8月から実施されています。
このセンターは広島と長崎に投下された原爆を忘れないためにつくられました。
平和に関するさまざまな授業を共有する機会を増やし、地域社会の人びとが
それらの情報を平和づくりに役立てることができるようにと、ANT-Hiroshimaと
広島市民有志からノートPCとプリンターを「World Vision」とローカルNGO
「Golden Crescent Consortium of Peacebuilders and Associate」からは
たくさんの本を寄付しました
校長のDr. Felisa I. Munarは多くの人の協力を真摯に受けとめ、生徒だけでなく
教職員や地域社会の人びとに平和を広めるキャンペーンをすすめ、さらに充実させて
いくことを約束しました。
サンボアンガ市の学校教育省の教育長であるMr. Pedro Melchor M. Natividadは
このまちの平和を積極的に支援するための強力なサポートを約束しました。
教育省では、平和を広めるキャンペーンに協力するため、市内の公立高校に
さらに5つのピース・クレイン・センターをつくる予定にしています。
もちろん、ANT-Hiroshimaもこのプロジェクトを応援していきます
パキスタン・ベーシック・ヘルスユニットの最近の様子 [プロジェクト]
パキスタン・カイバル・パクトゥンクワ州(旧北西辺境州)のシャムシャトウ地区に
完成したベーシック・ヘルスユニットは、最近ではBaghbananヘルスセンターとして
地域の人びとに知られています
現在、このプロジェクトはANT-Hiroshima,HOPE’87とオーストリア開発庁から支援を
うけたNGOのProlokaとの共同出資で、Abaseen財団の管轄のもと、Baghbananの
貧困層の人びとに質のよい医療を提供することを目的として、運営がおこなわれています。
2011年1月から2013年6月までのプロジェクト期間内に、あらゆる年代の人びと
15,000人が良質な医療を直接うけることができ、約75校,6,000名の子どもたちが
衛生教育の講習会をうけることができます。患者の家族とその地域社会を含めれば、
トータルで25万人がこの恩恵にあずかることとなります
最新のレポートによると、、、
2012年8月は猛暑とラマダンとイードホリディが重なったために、
2011年6月以来はじめて外来患者が500人をきったそうです。
ヘルスユニットのスタッフは診察におとずれた患者たちに
健康と衛生教育のためのリーフレットを435冊配布し、栄養士たちは
112人の患者さんのために衛生講習会を24回実施しました。
メインの建物は補修され、塗りかえられてあざやかに生まれ変わりました
庭もきれいにして、大通り沿いにある看板を出資者すべてのロゴ入りにしました。
Alfalah (Pvt.) Limited銀行から1,619,000パキスタンルピー(13,956ユーロ)に値する
エコーと血液分析装置と測定機器の寄付がありました。
検査技師はその他の備品の操作と機能だけでなく、血液分析装置と測定機器を
使いこなす専門的ノウハウを持っている人員が必要とされます。
AHI国際研修の研修生が広島を訪問!! [プロジェクト]
AHI(アジア保健研修所)が毎年実施する「地域保健開発従事者国際研修コース」に
9月初めから約5週間にわたって参加していた12名の研修生とAHIスタッフの方たちが
9月20~22日まで広島を訪問されました。
参加している研修生は、フィリピン・タイ・インド・インドネシア・モンゴル・カンボジア
スリランカ・パキスタンで、それぞれ弱い立場にある人たちのための保健活動や
地域開発活動,また人材育成などに取り組んでいるメンバーです
20日は広島平和記念資料館を見学した後、
アステールプラザの研修室で岡田恵美子さんの被爆体験講話をうかがいました。
質疑応答の時間では、研修生のみなさん、母国で抱えている問題と重ねあわせながら、
岡田さんに質問や感想を伝えていました。岡田さんも1つ1つの問いかけに丁寧に
答えてくださり、良い時間をもつことができました。そして気が付けば3時間半が経過
「子どもたちは私たちの宝」「人間として家族があるだけ幸せです」という
岡田さんの言葉が個人的にとても印象に残っています。家族が健康でともに
暮らせることを当たり前のように思ってはいけないなぁと考えさせられました。
夕方は畝崎さんの通訳で平和公園内の碑めぐりツアーを実施。
翌21日は、広島市立基町小学校で生徒さんとの交流の時間をもちました。
子どもたちによる基町ソーラン・龍おどりの発表や基町小学校の平和学習と
国際理解学習の紹介や給食交流などもあり、皆さん楽しそうに過ごしていました。
平和教育は人権教育がベースと考えて、基町小学校では多文化共生という
日常の中で平和教育を実践し、クラスの中で互いに学び合い認め合うことで、
子どもたちの自尊感情を育んでいっています。次世代の担い手をつくるという
教育の実践に研修生たちも高い関心を寄せていたようです
その後、ANT-Hiroshimaの事務所へ移動。
休憩をはさんで、渡部代表がANTの活動紹介をおこないました。
サダコの絵本を母国の言葉に訳して広めたいと話してくれる研修生も多く、
今後もいろいろな形でつながっていければと思っています。
最終日は、広島市立大の湯浅先生によるレクチャーと平和活動に取り組む
学生さんたちのワークショップをおこなったのち、最後の"ふりかえり"で、
樹木医の堀口さんから被爆樹木であるアオギリの2世を贈呈していただきました。
この最後の"ふりかえり"では、「広島での体験を家族・職場・現場などで伝える」
「次世代の若いリーダーを育てる」「平和構築活動のために先生・親・地域と連携する」
などいろいろな意見がでました。
3日間という短い期間でしたが、広島で見たこと・聞いたこと・感じたことが
彼らの今後の活動のお役にたてば嬉しいなと思います。
皆さん、本当にお疲れさまでした!!
日独学生青年リーダー交流でドイツ団の若者たちが広島を訪問しました!! [プロジェクト]
9月3・4日と「日独学生青年リーダー交流事業」で来日した
ドイツ団の青年たち17名が広島を訪問しました。
3日の夜は彼らを交えて夕食交流会をおこないました。
広島県立広島第一高等女学校(現広島皆実高)の卒業生の方たちがつくった
慰霊集「平和への祈り」の英語訳を寄贈してくださった宍戸和子さんを囲んで
↓
ドイツ団の皆さんから歌のプレゼント
渡部代表(以下。朋子さん)が絵本「おりづるの旅」を紹介しています。
手づくりご飯を用意してくださった皆さんに感謝の気持ちを
翌日は平和記念資料館を見学したあと、
被爆者の細川浩史さんに被爆体験講話をしていただきました。
団員の皆さん、とても真摯な姿勢でお話を聞いていました
ドイツ団の青年たちから「必ず細川さんのお話を伝えていきます!」という
力強い言葉をもらって、細川さんとても嬉しそうでした
少し休憩をはさんでから、同じ場所で朋子さんが
「草の根の広島市民の平和活動」というパワーポイントを使って、
ANT-Hiroshimaの活動紹介をおこないました。
最後に駆け足でしたが、平和公園内を見てまわりました。
バスで出発する彼らを見送る細川さん。
見えなくなるまで手をふり続けていらっしゃいました!
後日いただいたお礼状によると、
プログラム全体の最後の学習発表会で「広島で過ごした時間が大変印象的だった」
「ANTの活動に刺激を受けた」などの感想があがったそうで。。。
広島で感じたことを、ドイツ団青年たちが母国でたくさんの人に伝えてくださると嬉しいですね
H24年度 JICA「地方自治体行政強化コース」広島研修 [プロジェクト]
毎日暑いですね… ビール が私をよんでいるぅぅ~~
さて1ヶ月前のことになりますが、、、7月13・14日(金・土)の2日間、
H24年度「JICA地方自治体行政強化コース」の広島での研修がおこなわれました。
アルゼンチン・ニカラグア・ケニア・タンザニア・シエラレオネ・スーダン・南スーダン
インドネシア・東ティモール・アフガニスタン・ブータン・ラオス・ソロモン諸島の13ヶ国から、
中央政府や地方政府などで地域開発政策関係者として働いている17名の研修員が参加しました。
JICAから委託を受け、プログラム実施をしている京都の龍谷大学を拠点として、
彼らは5月終わりから8週間にわたる研修に取り組んでいました。
龍谷大学 河村先生のオープニングの言葉を皮切りに、広島研修がスタート!!
まず、広島市平和推進課 課長の柴田さんから、広島市のおこなっている
事業についてご紹介がありました。
つづけて、ANTの渡部代表が「草の根の広島市民の平和活動」紹介を実施。
その後、バスでひゅーるぽんに移動。
代表の川口さんが活動の紹介をされ、
ほっとスペースぽんぽんの通所者さんのアート作品を見せていただきました
作品を鑑賞した後は、子どもたちのいるスペースじゃんけんぽんへ!
ワクワクしながら待ってくれていた子どもたちとの交流を楽しみました
夜はANT-Hiroshima事務所で夕食も兼ねた交流会をおこないました。
朋子さんのお母さんの照子さんやいつも手伝ってくださる谷口さんの
数々の手料理を、皆さん喜んで食べていました。
ご飯を食べてリラックスしたら、いつの間にかそれぞれのお国の歌のご披露タイムに
なっていて、手拍子あり踊りありでとても盛りあがったひと時となりました。
2日目は広島平和記念資料館をじっくりと見学していただいた後、
細川浩史さんの被爆体験講話をお聴きしました。
講話後の質疑応答も活発におこなわれ,最後に細川さんを囲んで記念撮影デス
続いて場所を移動して、広島大学の川野先生による「原爆被害の概要:
物理的破壊、身体的傷害、精神的影響そして差別」というレクチャーを実施。
質問や分かち合いの時間をとった後、平和公園内の碑めぐりに出発!!
2日間という短期間でしたが、研修員の皆さんしっかりと学んでくださっていました。
絵本「おりづるの旅」―サダコさんのお話は皆さんの心に響いたようです。
それぞれの母国で”平和の大切さ”を伝えていってくださると嬉しいですね
オランダ・アムステルダム&ロシア・イルクーツクにGLHの種が届きました!! [プロジェクト]
ひと雨ごとに温かくなっている感じですね。
春のおとずれまであと少しといったところでしょうか??
さて本日は、オランダ・アムステルダムの植物公園&
ロシアのイルクーツク植物公園にGLHの種が届いたご報告です
その前に、まずGLHのご紹介を!!
GLHとは、「グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ」が正式名称で、
原爆を生き抜いた樹木の種と木々が伝える平和のメッセージを世界中に届けることを目的として、
国連訓練調査研究所(ユニタール)とANT-Hiroshimaが立ち上げた取り組みです。
オランダ・アムステルダムに送ったナツメの種は、苗に育ってから
Hortus Botanicus Amsterdam の温室に植えていただける予定です。
ロシアのイルクーツク植物公園に届いた
アオギリ・クスノキ・クロガネモチ・柿・イチョウの種です。
これらの"広島の緑の遺産"がそれぞれの場所でスクスクと育ち、
平和のメッセンジャーとして活躍してくれる日がとても待ち遠しいですね
今後も世界のさまざまな場所で、
この取り組みがひろがっていくこと祈念しています!!